お知らせ
よみうりテレビ『かんさい情報ネットten.』にて、
天王寺七名水「金龍大神水の井戸」が取り上げられました。
2016 / 01 / 19
昨日、読売テレビの夕方ニュース「かんさい情報ネットten.」のニュース特集コーナーにて、
1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災を振り返ると共に、
大阪に眠る活断層「上町断層帯」について
警戒を伝える特集が放送されました。
泰聖寺には生駒山系からの伏流水が湧き出る金龍水の井戸がありますが、
これは過去にずれた断層の活動から生まれた水源と言われています。
この日の放送では、
井戸に湧き出る水は本来門外不出で、ご本尊の観音様にお供えする水ですが、
万が一、大震災が発生した際には、地域の方の生活用水として開放する用意があるとの、
泰聖寺としての考えをお伝えしました。
※緊急時災害用の水源として
万一の災害時、水の確保は非常に重要な課題です。
災害時に飲用水を一人あたり1日3リットル給水できる体制を
整えておかなければいけませんが、それだけでは飲用以外の
清掃、トイレ、風呂等のための生活用水が不足すると考えられ、
地域の衛生状態の悪化につながる恐れも出てきます。
『金龍大神水』は本来、門外不出で御本尊観音様に御供する為の
神聖な水ですが、万が一の災害時には被災者の為、
仏教の利他精神に基づき、「みんなに優しい安心のお寺」である
泰聖寺が『金龍大神水』を提供します。
ただ、沢山の人々を救う為には大規模な整備が必要なので、
私自身、僧侶としての急務だと危機管理を認識しています。